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お子さまにこんな様子はありませんか?
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口を閉じず、いつもポカンと開けた状態になっている
寝ているときも口で呼吸している
いびきをかくことがある
呼吸が止まるような仕草を見せる
小学生になってもおねしょが続いている
朝起きてもすっきりせず、ぼんやりしている
集中力が続かず、本を読むのが苦手
授業中にそわそわして落ち着かない
飽きっぽく、感情をコントロールしにくい
運動するとすぐに息切れしてしまう
食事をほとんど噛まず、急いで飲み込んでしまう
においがわからないことがある
これらの症状の裏には「鼻づまり」が関係している可能性があります。鼻は呼吸のための重要な通り道ですが、鼻づまりが続くと自然に口呼吸が増え、いびきやその他の不調につながります。外から見てわかる症状だけでなく、鼻づまりによって睡眠が妨げられることで脳や体が十分に休息できなくなり、心や身体の成長に影響を与えることもあります。
お子さまが元気に成長し、充実した日々を過ごせるようにするためには、周囲の大人が早めにこうした変化に気づいてあげることが大切です。少しでも気になる症状があれば、ぜひ当院へご相談ください。鼻づまりの治療を通して、お子さまの健康な成長をサポートいたします。
「保田矯正歯科」では、初診相談の際にお子さまの健康状態を丁寧にお伺いしています。
その中で、鼻水の量や寝汗の有無、中耳炎の経験、食事中に硬いお肉を食べられるかどうかといった内容まで確認しています。また、お子さまが話している際の舌の動きや姿勢も観察させていただいています。
これらの質問は、矯正治療を行う上で非常に重要です。鼻づまりが原因で口呼吸をしているお子さまによく見られる特徴であり、実際に多くの不正咬合の根本原因は「口呼吸」にあると考えています。
舌の正しい位置は上顎の天井に軽く接しているとされているのですが、鼻が詰まっていると口で息をせざるを得なく、舌が正しい位置に収まらなくなります。舌が下がることで、上顎は狭くなりやすく、これが不正咬合の原因となります。また、上顎が狭くなるとその裏側にある鼻腔も狭くなり、さらに鼻づまりが悪化するという悪循環に陥ります。
加えて、鼻づまりが続くと副鼻腔炎を引き起こしたり、アデノイドや口蓋扁桃が炎症を起こしたりしやすくなり、さらに鼻呼吸が難しくなることも少なくありません。
矯正歯科医師の中には、「姿勢を正して鼻で呼吸しなさい」とお子さまに指導する人もいるようです。しかし、これは本質的な解決策とは言えません。鼻で呼吸ができないからこそ、口呼吸になったり、気道を広げるために首を前に突き出す姿勢を取ったりしているのです。この現実を理解せずに鼻呼吸を強要するのは、むしろ逆効果となる場合があります。
私たちの矯正治療では、まず狭くなってしまった上顎を広げる「上顎拡大」を行います。上顎の天井部分である「口蓋」の正中部分には「正中口蓋縫合」と呼ばれるつなぎ目があり、適切な力をかけることでこのつなぎ目が離れ、新しい骨が形成されます。その結果、上顎だけでなく鼻腔も広がり、通気性が改善されます。
上顎を拡大することで、鼻づまりの改善やいびきの軽減といった効果が期待できます。実際に治療を受けたお子さまのご家族からは、「いびきがなくなった」「夜ぐっすり眠れるようになった」「中耳炎にならなくなった」「感情的に安定している」といった嬉しい報告をいただいています。
治療前後のレントゲンを見ると、鼻腔のあたりの色の変化から空気の通りが良くなっていることがわかります。空気はレントゲンで黒く映るため、拡大治療後に通気性が向上していることが一目で確認できます。このように、上顎拡大治療には歯並びの改善だけでなく、お子さまの健康全体をサポートする効果があります。
お子さまの口呼吸や鼻づまりが気になる場合は、ぜひ当院にご相談ください。一緒に健康で快適な毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。